ストレス社会といわれる現代で、日ごろの脳と心の疲れは問題視されています。それは大人でも子供でも変わりありません。
ストレスは誰にでも降りかかりますがそれを取り除く、解消することが苦手な方もいらっしゃいます。
その不安や心の疲れを癒す、解放する方法として“アートセラピー”というものが注目されています。
アートセラピーとは芸術を用いた心理療法
アートセラピーには様々な定義があり、各方面で活用されている画期的な心理療法のひとつです。
アート、つまり芸術を用いて個人の心理状況や自己表現、感情を導き出すことができます。
もちろんセラピストに心の状態を知ってもらうこともできますし、自己セラピーにより自分でも気づけなかった“自分の心”と向き合える、素敵なきっかけにもなるのです。
アートセラピーによる心への効果とは?
絵を描く、物を作る、おこなうこと自体はとても簡単なことですが、不思議と製作者の「心」が表されるのです。
そして心の状態を知るだけでなく、アートセラピーで様々な“心への効果”を得ることができます。
▼リフレッシュ作用
心のモヤモヤは大人でも子供でも、いつどんなときに抱えるか分かりません。
そして厄介なことに、自分自身では気付きにくいこともあるのです。
そんな時、夢中で絵を描いたり、粘土などで思いついた形のものを作ったりするだけで自然と心をリフレッシュすることができます。
これが芸術、アートの不思議なチカラです。心のどこかで抑えつけていた、イライラや不安、悲しみや寂しさを作り出し、表現することで心が解放されます。
▼好奇心、興奮などの眠っていた“意欲”が湧き上がる
ワクワクすること、ドキドキすること・・とても大切な気持ちですが大人になればなるほど、その気持ちはどんどん薄れてしまうものです。もちろん心に傷を負った子供たちも例外ではありません。
そんな“好奇心”や“創造力”などの意欲を再び呼び覚ますことができるのもアートセラピーの特徴です。
まとめ:アートセラピーは結果にこだわらない、制作者を受け止めるもの
アートセラピーの特徴は、できあがった作品を評価したり、批評をしたりしないことです。
製作者の気持ちや心の状態を受け止めることが心のケアにとても重要だからです。 そして自分自身の心を表すことで、見えない不安や疲れから解放されます。
アートセラピーによる心の解放は、現代の疲れやすい大人たちや悩める子供たちの心強い支えとなることでしょう。
関連記事はこちら